National Instruments(NI)は、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP 7)の下で行われるSTREP(Specific Targeted Research Project)プロジェクトの1つである「CROWD(Connectivity management for eneRgy Optimised Wireless Dense networks)」と共同で、次世代5G無線通信規格の定義に向けた取り組みを行うことを発表した。
CROWDは、ヘテロジニアスワイヤレスネットワークにおけるスモールセルとマクロセルの組み合わせについて調査を行い、効率的なアーキテクチャの実現を目指すプロジェクトで、同アーキテクチャでは、スモールセルがトラフィックのホットスポットのニーズを満たし、マクロセルが移動性の高いユーザに対応する広範囲のエリアを提供することを可能にする。
なおNIは、EU FP7 CROWD調査プロジェクトにおいて、テストベッドに関するアクティビティのリーダーを務めており、LTE/Wi-Fiテストベッドのインフラストラクチャでは、1台のPXIシャーシで複数のFlexRIO FPGAモジュールと複数のNI 5791 RFフロントエンドモジュールを動作させ、LabVIEWでプログラミング行うことで、プロジェクトに関わるさまざまなパートナーが提示するソフトウェア定義のネットワーク概念を可視化する実験を行っているという。