タツミプランニングは、「アーキストハウスプロジェクト」を始動し、その第1弾として、著名デザイナーのハビエル・マリスカルがデザインを行い、同社の設計専門チームである「タツミプランニングデザインラボ」が設計したモデルハウス『マリスカルハウス』を神奈川県・横浜の平沼橋住宅展示場にて上棟したことを発表した。モデルハウスの完成は2015年2月を予定。販売予定価格は未定。
「アーキストハウスプロジェクト」のコンセプトは、建物に芸術的価値を備えるという"アーティスティック注文住宅"をつくること。名称の由来は「Artist」と「Architect」に「House」が組み合わされたものだという。このたび、同プロジェクトの第一弾として建設が開始された『マリスカルハウス』は、デザイナーであるハビエル・マリスカルが暮らすスペイン・バルセロナの"パティオで空間と人がつながる"ライフスタイルを表現したもの。日本の風土に適した木造住宅でそれを実現すべく、これまでにない構造設計と、新たな建築工法を採用したとのことだ。
なお、ハビエル・マリスカルは、1992年のバルセロナ五輪のマスコットキャラクター「コビー」の作者として知られる、スペインを代表するデザイナー。1999年にはスペイン国立デザイン賞を受賞し、現在はバルセロナのH&MやZARAの店舗デザインをはじめ、 ホテルのインテリアやCI、Webサイトなど幅広い分野で活動している。同氏は「アーキストハウスプロジェクト」について、「日本は海に囲まれた大地のひとかけら。 地中海は大地に囲まれた海のひとすくい。 マリスカル・ハウスは地中海と日本とをフュージョンしたものです。 パティオは家のハートで出会いの場。光、ガーデン、オープンエアー…日本サイズの空間に地中海の魅力を!」とコメントしている。