情報セキュリティ大学院大学は、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」で、「情報セキュリティ『超』入門」を2015年5月より開講すると発表した。

gacco(ガッコ)「情報セキュリティ『超』入門」

講座は、情報セキュリティの基礎技術となる暗号技術、システムやネットワークのセキュリティ技術、さらに、それらを取り巻く法制度まで情報セキュリティの全体を幅広く学べる入門講座。実社会で問題となるサイバーセキュリティ事件を取り上げ、そこで使われる技術的な仕組みとその対処策を、デモンストレーションもまじえて具体的に解説。あわせて、背景にある法制度上の課題について学ぶ内容となっている。

今回、講座開設にあたり、暗号・ネットワーク・システム技術、これらを使いこなす管理手法、さらには、法制度や倫理などを含む優れたカリキュラムを有する情報セキュリティ大学院大学と、大規模オンライン講座提供サイト「gacco」を運営するドコモ、ナレッジスクェアが連携した。

また、教材の作成にあたっては、企業のエントリー向け教材としても活用が期待されることから、日々高度化するサイバー攻撃の現場を踏まえて、研究開発を推進しているNTTセキュアプラットフォーム研究所が協力する。

本講座は、サイバー攻撃による被害やサイバーセキュリティ事件の影響が社会的な問題化するなど、情報セキュリティに関する脅威が多様化・高度化する一方、現在、国内企業において、情報セキュリティに従事する技術者が不足していると言われ、日本国内の情報セキュリティの人材の育成や裾野拡大といった社会的な課題の解決のために、講座開設する。

今後、講座の提供を通じて、情報セキュリティ大学院大学、ドコモ、ナレッジ・スクウェア、NTTは、日本の情報セキュリティ分野の発展、人材育成に寄与していくとしている。