Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Canonicalは「The next hypervisor: LXD is fast, secure container management for Linux|Cloud|Ubuntu」において、同社が取り組んでいる次期仮想化技術「LXD(レックス・ディー)について伝えた。LXDはLXCとLinux Container Daemon(LXD)で構成されるコンテナベースの仮想化技術。基盤技術としてLXCのコンテナを採用しつつ、現在のハイパーバイザ型仮想化技術で提供している操作性を提供することを目指している。

コンテナ型の仮想化技術はハイパーバイザ型の仮想化技術と比較して軽量で高速という特徴がある。数秒といった短時間で新たなコンテナのセットアップが完了し、1台のマシンに何百といったコンテナを稼働させることができる。

加えて、これまでハイパーバイザ型の仮想化技術で提供してきた操作性(リソース管理やノード間を越えるマイグレーションなど)を提供することで、コンテナ型とハイパーバイザ型の双方の利点をもたらすといった狙いがある。

LXDは、UbuntuのみならずLinuxカーネルを採用している他のオペレーティングシステム(Red Hat Enterprise Linux、CentOS、SUSE、Debianなど)にもコンテナとして提供可能だというが、Linuxカーネル以外のカーネルを採用しているオペレーティングシステム、たとえばWindowsなどを実行する場合はVMware ESXやKVMなど従来型のハイパーバイザ型の仮想化技術を利用する必要があることにも触れられている。