ZMPは11月4日、ハーツユナイテッドグループ(HUG)と業務提携および合弁会社の設立を行い、自動車業界向けのデバッグやデータ収集など実験代行に関する事業の共同展開を開始すると発表した。
近年、自動車は搭載される先進運転支援技術(ADAS)の高度化により車載ソフトウェアが高度化、複雑化する一方、車載ソフトウェア検証のための実走行テストは、テスト項目の高い網羅性と大量のテスト人材を要し、自動車メーカーや部品メーカにとって大きな負担となっている。そこで、ZMPが保有する自動車の自動運転技術・センサシステムの知見と、HUGの豊富なテスト人材およびユーザー目線での検証ノウハウを組み合わせることで、自動車業界向けの実験代行事業を共同展開することにした。設立する合弁会社では、両社の強みを相互活用し、車載ソフトウェア検証のためのテスト走行、データ収集、およびデバッグをサポートする。
なお、実験代行サービスは1車種、10日間の走行で600万円(税抜き)から。車両台数、ドライバ人数、走行日数、追加センサなど、要望に応じて見積りを行うとしている。