Arcserve Japanは11月5日、統合バックアップ/リカバリ・ソリューションの拡張版リリース「Arcserve Unified Data Protection Update2 (以下、Arcserve UDP)」を発表した。出荷開始は2014年12月中旬を予定している。

Arcserve UDPは、仮想や物理の混在する環境に対応する統合バックアップ/リカバリ・ソリューション。

Arcserve UDPでは、Microsoft Hyper-V Server 2012 R2と2012のクラスタ共有ボリューム (CSV) 上の仮想マシンの保護が可能になり、さらにライブマイグレーション、バックアップ間のフェールオーバーが透過的に管理できることで仮想環境のバックアップ運用の利便性が向上している。

また、Microsoft Exchange 2013/2010と2007 Serverの詳細レベルリストアに対応したことで、ホスト ベースのエージェントレスバックアップで一括バックアップしたデータから、メール単位の復旧も可能になった。さらに、Oracle for Windowsのデータベース、テーブルスペースなどのアプリケーションのオンライン状態でのバックアップ/リストアが可能になっている。

そのほか、Arcserve UDPのバックアップ環境全体を中央管理する復旧ポイントサーバのデータストアを、メモリモードからSSDドライブに一括で切り替える設定が可能になったことで、復旧ポイントサーバを大規模環境へと簡単に拡大できるようになっている。

また、既に重要でなくなったバックアップデータを復旧ポイントサーバのデータストアから削除することで、その分の容量を開放して他の用途に活用することが可能になっている。

その他、バックアップ元のディスクより小さいディスクへのベアメタル復旧、バックアップスケジュールの改善、VHDフォーマットの互換性等、50以上の機能拡張を実現しているという。

価格は、物理サーバに対するライセンス「Arcserve UDP v5 Standard Edition – Server」が80,000円から、サーバのソケットベースのライセンス「Arcserve UDP v5 Standard Edition - Socket」が80,000円から。なお、価格はいずれも税別。