富士通エフサスは10月30日、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンと、セキュリティ分野において協業すると発表した。
同社は、従来より「富士通エフサス セキュリティソリューション」として、現状評価、セキュリティポリシーの策定から、セキュリティシステムの構築、運用まで、トータルにサービスを提供している。今回、ウォッチガードのNGFW/UTMを同ソリューションに新たに組み込み、これら製品とともに運用サービスを提供する。
ウォッチガードのNGFW/UTMは、不正アクセス防止および最新の標的型攻撃対策に関する機能を実装した高性能なもので、さらに低価格の小規模ネットワーク向け製品、無線LANアクセスポイントをラインナップ。
これらにより、「富士通エフサス セキュリティソリューション」の「入口対策」を拡充し、ウイルス感染端末や不正利用端末からの外部アクセスをアプリケーションレベルで検知・遮断し、不正利用端末からの不正な外部アクセスやウイルス拡散を防止するとともに、NGFWを最新・最適な状態で運用する。
また、顧客ニーズ、PCI DSSなどのセキュリティ基準に基づき、各種セキュリティ対策製品・サービスを、「セキュリティMAP」として独自に体系化。今回のNGFW/UTMを、入口対策を包括する製品として位置づけ、運用サービスもあわせて提供する。
「FUJITSU Security Solution 次世代ファイアーウォール運用サービス」に、ウォッチガードのNGFW/UTMの運用サービスを新たに追加。これにより、ウイルス感染端末や不正利用端末からの外部アクセスをアプリケーションレベルで検知・遮断し、不正利用端末からの不正な外部アクセスやウイルス拡散を防止するとともに、NGFWを最新・最適な状態で運用する。
さらに、ウォッチガードのシステム管理ツール 「WSM (WatchGuard System Manager)」、およびセキュリティ可視化ツール「WatchGuard Dimension」をセキュリティ運用管理のプラットフォームとして構築し、ログ集積やインシデント分析などの運用サービスを提供。「次世代ファイアーウォール運用サービス」のメニューは、次の通り。
- 基本サービス(機器の稼働監視、運用に関するQ&A、統計レポート発行など)
- 脅威監視・通報オプション
- ログ分析レポートオプション(技術員による考察レポート)
- リモート運用支援(シグネチャの調整、ポリシー設定変更)
販売価格は、NGFW/UTM 製品1台につき月額8万円から(運用サービスのみ。機器・導入費用は別途)。販売目標は今後3年間で、累計5億円(導入/運用、付帯サービス含む)としている。