英会話教室「AEON」を運営するイーオンは10月29日、生徒の学習状況や上達度を測定するサービスを開始すると発表した。2015年4月よりテスト運用を開始し、6月より本格稼働を開始する。

サービス開始に伴い、イーオンはシステム基盤を従来より刷新。マイクロソフトが提供するCRMソフトウェア「Microsoft Dynamics CRM」を253の全校に導入する。

新システムは、生徒の学習データ、教師からの評価データ、試験結果などのデータを総合的に分析。学習目的、学習時間、学習内容、レッスン受講回数、試験結果などが数値化し、英語の上達具合を"見える化"する。

英語の学習データ、評価データ、試験結果などを分析し、見える化する

生徒1人ひとりの苦手分野が浮き彫りになることで、教師は生徒ごとに合わせたレッスン、カウンセリングが可能となる。生徒は、日々の学習状況、今後の効果的な伸ばし方を知ることができる。

また、新システムによりこれまで学校間、部署間で別々に扱っていた情報を一元管理し、業務の効率化を図る。具体的には、入学前のコールセンターへの問い合わせ、レッスンの受講中の情報など、生徒の入会から卒業までの情報を管理する。