タムロンは10月28日、画素ピッチ3.1μmの1.1型イメージセンサに対応した工業用単焦点レンズ「M111FM50」を発表した。
基板実装装置・各種検査装置・各種工作機器をはじめとして、マシンビジョン用途で使用されているメガピクセルカメラは、一層の高画素化が進んでいる。その中でも、一部の製造装置、基板検査装置、印刷機などでは高精細な画像が求められている。
同製品は、1.1型1200万画素相当のイメージセンサに対応する他、使用頻度の高い至近距離撮影での良好な画質を実現している。さらに、回転トルクを高く設定し、フォーカシング、絞り調整の際の操作性を向上させている。そして、最新の光学設計技術により、大口径でありながら画面中心から周辺に至るまで高解像、高コントラストな画像を提供する。
なお、同社の工業用メガピクセルレンズシリーズのラインナップは、1/1.8型対応の「M118」シリーズ6機種、2/3型対応の「M23」シリーズ7機種に、1.1型対応品が加わり、さらに充実化した工業用レンズラインナップとなる。これらにより、ユーザーの用途に応じた様々な高画素対応のレンズを提案することが可能になるとしている。