タムロンは10月28日、1/1.8型 有効画素数200万画素対応の超高性能FA/マシンビジョン用単焦点レンズとして、6mmの「Model M118FM06」、12mmの「Model M118FM12」2機種を発表した。

基板実装装置・各種検査装置・各種工作機器をはじめとして、マシンビジョン用途で使用されているメガピクセルカメラは、システムの多様化が進み、多面的な用途に対応したラインアップの強化が求められるようになった。また、様々なカメラとの組み合わせが試みられるようになり、販売当初想定していたイメージセンサ以外とも組み合わせられる可能性が見えてきた。

同製品は、使用頻度の高い至近距離撮影での画質性能を、従来からの最短撮影距離0.1mを維持しながら、さらに改善した。また、最新の光学設計技術により、画面中心から周辺に至るまで均一で高解像、高コントラストな画像を提供する。さらに、操作性の向上を考慮し、フォーカス、アイリスロックビスの位置は、3カ所から操作可能となっている。そして、高精度な部品、高度な製造技術により、本来の光学性能を維持する他、耐振動性を向上させるため、機構構造のコア部分であるレンズ枠、レンズ固定方法を強化している。同製品により、単焦点レンズシリーズは、4機種から6機種へと拡充され、ユーザーニーズの多様化への対応力を増すことになるとしている。

「Model M118FM06」

「Model M118FM12」