CA Technologiesは10月29日、データセンターの運用管理を効率化するソリューション「CA Data Center Infrastructure Management (CA DCIM)」を日本国内で販売開始すると発表した。価格は1ラック当たり5万7200円から(税別)。

同製品は、データセンターを構成するさまざまなファシリティ(発電機・空調装置・PDU・UPS・冷却装置・温度湿度センサー・ITラックなど)とIT機器を一元的に管理するもの。

データセンター内のすべての情報を一元的かつリアルタイムに、判断しやすい形で可視化することによって、データセンター運用における課題の確認、分析、対処を効率的に実行できるよう支援する。

さらに、複数拠点のデータセンターを一元管理することで、データセンター環境全体の効果的なキャパシティ・インベントリ管理、空調・エネルギー効率の改善などを実現する。

具体的には、複雑なシステム管理情報を容易にイメージするため、3Dビューによるモニタリングが可能。デバイスのロケーションやフロアプラン、ラック/機器の詳細情報、依存関係などを表示でき、ドリルダウンによる詳細情報の表示やフィルタリングによる効率的な管理情報の表示にも対応している。

同製品はすでに、米FacebookやNTTコミュニケーションズ傘下の米国大手データセンター・コロケーション・プロバイダーであるRagingWireに導入されており、効果を発揮しているという。