ヤマトは、同社のロングセラー製品であるでんぷん糊「ヤマト糊」が、「MoMA DESIGN STORE」において販売開始されたと発表した。
このたび取り扱いが開始されたのは、「ヤマト糊」のボトルタイプ「P-220」、チューブタイプ「T-NO3」の2種類。ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」は最新の素材・ものづくり・デザインコンセプトに選び抜いた世界中のアイテムを取りそろえるショップとして知られており、今回同社の製品を選んだ理由として、「切り抜き(貼り)アートを趣味に持つ人に喜んでいただける商品を選択しました。「ヤマト糊」は主にでんぷんで作られており、子供たちにとって安全性の高い商品なので、とても気に入っています」とコメントした。
また、現在はニューヨークの店舗のみでの販売だが、2015年1月ごろより、東京都・表参道にある「MoMA DESIGN STORE TOKYO」やWebストアでの販売を予定しているとのことだ。なお、「ヤマト糊」は1899年から販売されているロングセラー製品。開発当時、糊は量り売りで購入あるいは自分で作る時代だったため、保存の利く状態で小売りしたのは画期的なことだった。現在も、原料にでんぷんを用いた安全性などから、子供向けの工作用糊などに利用されている。