Windows Internet Explorer 11

Microsoftは10月28日(米国時間)、「HTTP/2: 長く待たれた続編 - IEBlog 日本語 - Site Home - MSDN Blogs」において、MicrosoftがなぜHTTP/2の策定に積極的であるか、なぜInternet ExplorerにおいてHTTP/2の実装を積極的に進めているのか、その理由を説明した。同社はその根拠として通信のパフォーマンスを引き合いに出している。

HTTP/1.1は設計上、現在のビジネスシーンやコンシューマシーンで求められている通信のリアルタイム性やモバイル性にこたえ切れていないところがあるという。Microsoftはこの課題を解決するための技術がHTTP/2であること、10ミリ秒といったわずかな時間の遅延でさえ商取引系のWebサイトでは売上の減少につながることなどを指摘し、HTTP/2の策定や実装を進めることには経済的な理由があると説明している。

MicosoftはHTTP/2がSPDYに取って代わることになると説明し、現在提供しているSPDYのサポートは最終的にすべて廃止すると説明。HTTP/2の実装で置き換えることになると説明している。HTTP/2はHTTP/1.1との互換性も高く、今後高速通信を実現するための要の技術になると見られている。