ネオジャパンは10月28日、グループウェア『desknet's NEO』のバージョンアップを実施し、パッケージ版、クラウド版ともに同日提供開始すると発表した。

今回のバージョンアップでは、スケジュールやウェブメールといった主要機能の使いやすさの向上に加え、セキュリティ強化による情報漏洩のリスクの軽減、運用・管理機能の改善が実施された。

最新版の主な新機能に、「予定のドラッグ&ドロップによる編集」「メール送信前後の誤送信防止」「ポータルメニューのカスタマイズ」などがある。

具体的には、メールを送信する前に、作成したメールの内容を表示して、宛先の間違いや、本文のミスなどに気づかせることが可能になった。設定によって送信者に内容をチェックさせることもでき、送信の取り消し機能を使えば、メールを送信した後、一定時間内であれば送信を取り消すことができる。

予定のドラッグ&ドロップによる編集の画面

メール送信前後の誤送信防止の画面

ポータル画面では、メニューコンテンツの中に、他の社内システムにシングルサインオンするためのアイコンや、任意のサイトにアクセスするためのアイコンを追加できるようになった。各アイコンは、ユーザーの権限や部署、役職などにより表示・非表示を切り替えられる。

ポータルメニューのカスタマイズの画面

そのほか、「ログインのセキュリティ強化」として、パスワードの必須要件を定義する、「パスワードポリシー」の設定を大幅に強化した。必要な文字種・文字数、前回パスワードとの違い、再利用を禁止する回数など、ルールの「厳しさ」を柔軟に設定できるほか、特定のユーザーが連続してパスワードを間違えた場合に、そのユーザーのログインを一時的にロックする機能が追加された。

セキュリティが強化されたログインの画面

価格は、クラウド版の「desknet'sクラウド」が1ユーザー当たり月額400円で、パッケージ版「desknet's NEO スモールライセンス」は、5ユーザー当たり3万9800円、50ユーザー当たり19万8000円、100ユーザー当たり37万8000円、200ユーザー当たり69万8000円、300ユーザー当たり99万8000円(いずれも税別)。

「desknet's NEO エンタープライズライセンス」(年間サポートサービス費含む)は、300ユーザー当たり150万円、1000ユーザー当たり472万円、5000ユーザー当たり885万円、1万ユーザー当たり1239万円、無制限ユーザーで1534万円となっている。

スマートフォン版の画面