アドビ システムズは、同社の製品担当者ブログ「いわもとぶろぐ」にて、吉田印刷所が9月に実施した「Illustrator・Photoshopなどデザイン用ソフトで使用されているバージョンの調査」のアンケート結果が発表された。
吉田印刷所のWebサイト上で実施された同アンケートは、DTPやデザイン作業など、デザイナーたちの実務で多く用いられる同社のソフトウェアのバージョンに関するもので、2008年から毎年実施されている。このたび発表された集計結果によれば、2012年夏のアンケートでは10%にも満たなかった「Creative Cloud」の利用割合が、今年は40.3%と4割の大台を超えるなど、CCユーザーが着実に増えていることを示す結果となっている。また、メインで使うバージョンについても「最新のCC 2014リリース」との回答が多かったという。
具体的には、「Illustratorのメインで使用するバージョン」のトップは「CS5/5.1」の23.1%、次いで2位が「CS6(パッケージまたはライセンス)」の21.9%、3位「CC(2014)」の18.6%、4位「CS4」の11.1%、5位「CS3」の7.8%となった。また、Illustratorの使用バージョンについて、「複数のバージョンを併用」という回答が71.7%と、「ひとつのバージョンのみ使用」(28.3%)という回答を大幅に上回った。なお、複数のバージョンを併用している場合の使用バージョンは、1位から順に「CS6(パッケージまたはライセンス)」、「CS3」、「CS5/5.1」、「CS4」、「CC」という順に続いた。
一方、「Photoshopのメインで使用するバージョン」については、「CC(2014)」と「CS6(パッケージまたはライセンス)」が同率の21.9%で1位、3位が20.3%の「CS5/5.1」、4位は「CS4」の11.9%、5位「CS3」の6.9%となった。Photoshopを「複数のバージョンを併用」しているユーザーは56.7%、「ひとつのバージョンのみ使用」は43.3%で、複数のバージョンを併用している場合の使用バージョンは、1位から順に「CS6(パッケージまたはライセンス)」、「CS3」、「CS5/5.1」、「CC」、「CS4」というランキング結果となった。
なお、吉田印刷所のWebサイトでは、「InDesign」や「Acrobat」についても同様の集計結果が発表されている。