シトリックス・システムズ・ジャパンは10月22日、 Chrome OS専用のCitrix Receiverである「Citrix Receiver for Chrome」の提供を発表した。他のOS用のReceiverと同様に Citrix XenAppおよび XenDesktopの標準機能として提供される。
XenAppへの接続には通常Citrix Receiverという接続クライアントが必要だが、シトリックスはこれまで汎用HTML5ベースのCitrix Receiverを提供し、ChromebookのユーザーにクライアントレスでXenAppへの接続を可能にしてきた。今回は、Chrome OSに最適化された専用のReceiverを提供する。
Chrome OS専用のCitrix Receiver for Chromeは、Windowsアプリケーションで利用するキーボード ショートカットの利用、ローカルおよびリモート環境でのシームレスなクリップボードの統合が可能になる。
また、最新のXenApp 7.6およびXenDesktop 7.6で利用することで、仮想環境からローカルプリンタへの出力をGoogleクラウド プリント経由で実行、オーディオおよびビデオの再生品質をH.264スーパーコーデックで向上、ユーザーの利用状況のモニタリング、ダイレクトなSSL接続などの機能が提供される。
「Citrix Receiver for Chrome」は、Chromeウェブストアやシトリックスダウンロードサイトから入手できる。