アシストは10月21日、米Progress Software Corporationの開発したBRMS(Business Rule Management System : ビジネスルール管理システム)「Progress Corticon」を中核とした、保険・金融・ヘルスケア業界向けソリューション「シンプルBPM」の提供を開始した。

「Progress Corticon」画面

ビジネスルールと処理プログラムを分けて管理するBRMSは、従来型の開発では困難だった後工程での仕様の変更や要件への柔軟な対応、迅速・容易なシステム改修を実現し、生産性向上や工数、コストの削減に寄与するという。

同社が日本国内で総販売代理店を務める「Progress Corticon」は、100%コーディングレスでビジネスルールの追加・変更をシステムに展開できるだけでなく、米Progress Software Corporationが特許取得済みの独自アルゴリズムにより、ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高パフォーマンスを実現する。

今回、提供を開始するソリューション「シンプルBPM」では、Progress Corticonに、ビジネスプロセス管理(BPM)製品「OpenText Process Suite」と、SOAベースの同スイート中核エンジンとなる「OpenText Cordys(オープンテキスト提供)」を組み合わせることで、企業内で複雑になりがちなビジネスプロセスの簡素化や構築・維持、システム展開までの一連の流れの高速化を可能とする。

また、ビジネスルールが変更になった場合の対応も柔軟・迅速に展開でき、企業の柔軟性を向上させるという。

同社は今後、ビジネスルールの変更が頻繁で、ビジネスプロセスが複雑化する傾向がある「保険・金融・通信・ヘルスケア」業界向けソリューションとして「シンプルBPM」を展開していく考えだ。