National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は10月21日、広帯域幅を有する26.5GHzマイクロ波ベクトル信号アナライザ(VSA)「NI PXIe-5668R」と、高速チューニングが可能な20GHz RF信号発生器「NI PXIe-5654」を発表した。

「PXIe-5668R」は、低ノイズフロア、高線形性、低位相ノイズに加え、最大765MHzの即時帯域幅という特徴を備えている。また、一度の集録でレーダパルス、LTE-Advanced通信、802.11ac波形など、広帯域幅の信号が解析できる。さらに、高速計測が可能であるため、市場投入までの時間が短縮でき、最終的にテストのコストを低く抑えることができる。そして、搭載されているFPGAはユーザによるプログラミングが可能なため、システム開発ソフトウェア「LabVIEW」でプログラミングして、計測器の挙動をカスタマイズしたり、高度なRFテストアプリケーションに対応したりすることもできるという。

「NI PXIe-5654」は、優れた位相ノイズと100μ秒の高速チューニング時間を特徴としている。対応アプリケーションの幅も広く、ブロッキング/干渉信号の生成、高性能な相互変調歪みテストベンチ、様々な電子線用アプリケーションなどがある。