東京都・お台場の日本科学未来館では、製品化前の研究開発段階にある技術やプロトタイプにフォーカスした「デジタルコンテンツEXPO 2014」を開催する。開催期間は10月23日~26日(23日午後は招待者デー、事前登録すれば入場可)、開場時間は10:00~17:00。入場無料(一部プログラムでは教材費が必要)。
同イベントは、世界からコンテンツ技術の産学関係者が集まる国際交流イベントで、今年で7回目。経済産業省が実施している「Innovative Technologies 2014」に採択された、話題の外骨格クリエイター集団「スケルトニクス」ら20件のコンテンツ技術が紹介されるほか、各種シンポジウムなどが行われる。
これらは、企業や大学研究機関などから応募されたプロジェクトの中から、東京大学大学院教授の河口洋一郎、廣瀬通孝、チームラボの猪子寿之、カヤックの柳澤大輔ら、各界のコンテンツ技術の専門家14名からなる審査委員によって選出されている。
自由形状をした紙飛行機のデザインシステム「テロミス」、汎用性の高いロボット制御システム「V-Sido OS」、空中触覚タッチパネル、目の動きを読み取ることができるメガネ、勝率100%じゃんけんロボット、空中にスクリーンを出現させる「アクアフォール ディスプレイ」など、将来、さまざまな分野でコンテンツ産業を発展させる原動力となりそうな技術が勢ぞろいし、24日~26日に開発者自らプレゼンテーションを行う(各日内容は異なる)。
また、今注目すべきテーマを取り上げる特集企画として、今年はウェアラブルの展示や実演などが行われるほか、8月に開催された「SIGGRAPH」で入賞を果たした最先端のCGアニメーションを上映するプログラム、3Dプリントペン「3Doodler」の親子ワークショップなど、多彩なプログラムが用意されている。