ジャパンディスプレイは10月15日、国内の生産拠点の1つで、第3世代(550mm×670mm)のガラス基板に対応したLTPS(低温ポリシリコン)液晶ラインを有する深谷工場の閉鎖を決定したと発表した。
閉鎖時期は2016年4月を予定しており、同工場に勤務する従業員については他拠点への再配置を予定しているという。
また同社では2015年3月期下期の決算に、同工場に係る固定資産の減損損失など約70億円を特別損失として計上する見込みだとしているが、実際の金額は今後の精査により変更が生じる可能性があるとしている。
なお同社では同工場閉鎖後は、年間約70億円の固定費が削減できると説明しているほか、併せて2015年3月期通期の業績について、売上高を100億円減となる7400億円、営業利益を同335億円減となる65億円、経常利益を同300億円減となる15億円、純損益を268億円の黒字から100億円の赤字へと下方修正している。