アドビ システムズは15日、IT大手アドバイザリ会社であるガートナーが10月9日に発行した調査レポート、2014年版「Magic Quadrant for Web Content Management」(Webコンテンツ管理分野のマジッククアドラント)において、同社が「リーダー」に選ばれたことを発表した。
ガートナー社は「リーダー」を「市場の変革のけん引役であることが求められ、『実行能力』と『ビジョンの完全性』の合計得点で最高の水準を達成した企業」と定義している。アドビは、同レポートの「実行能力」分野で最上位のポジションを獲得したほか、「ビジョンの完全性」でも上位に位置付けられた。ちなみに「実行能力」の評価については、製品、企業としての総合的な存続力、販売/価格設定、市場対応力と実績、マーケティング、顧客エクスペリエンス、運用が評価基準となり、「ビジョンの完全性」については、市場ニーズの把握、マーケティング戦略、販売戦略、製品戦略、ビジネスモデル、業種/業界戦略、革新性、地理的戦略が評価基準となっている。
今回の評価について、アドビ システムズのAdobe Experience ManagerおよびAdobe Target担当バイスプレジデント・アシーム チャンドラ氏は、「最高のデジタルエクスペリエンスとは、一般消費者にとって魔法のような存在であるべきです。つまり、テクノロジーは本来の役割を水面下で果たすだけで、表面に現れるべきではないのです」と述べたうえで、「今日の企業に最高のエクスペリエンス管理ソリューションをお届けするためのイノベーションを実現し、顧客企業の将来の成功をお約束するという当社の取り組みが、引き続き実証されたと考えています」とコメントしている。なお、同レポートはこちらからダウンロードできる(英語のみ)。