ソフォスは10月15日、UTM(複合脅威管理)アプライアンス「Sophos SG シリーズ」の新製品10機種を発表。同日に出荷を開始した(無線LAN対応モデルのみ12月の出荷開始を予定)。

Sophos SG シリーズは、ファイアウォール、ウイルス対策、IPS(不正侵入防止)、スパム対策、メール暗号化、DLP(情報漏えい対策)、Webフィルタリング、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)などのセキュリティ機能を組み合わせて提供するアプライアンス製品。新機種は、小規模システム向けのSophos SG 105、115、125、135および無線LAN搭載モデルの105w、115w、125w、135w、大規模システム向けのSophos SG 550、650の10機種をラインアップしている。

「Sophos SG」シリーズのSG105、115、125、135およびSG 550、650製品画像

小規模システム向けのSophos SG 105、115、125、135は、デスクトップ型のコンパクトな筐体で、従業員10~30人ほどの企業や支社・支店単位、自治体の出張所などでの利用を想定している。105、115は、わずか225×150×44ミリ(幅×奥行き×高さ)の筐体で、小規模システムに最低限必要な機能を一括で提供する。価格は専用の年間ライセンス「ベーシックガード」との組み合わせで9万5300円~。3本のアンテナを標準搭載した無線LAN搭載モデル105w、115w、125w、135wを利用すれば、別途ルーターを設置することなく、セキュリティアプライアンス兼アクセスポイントとしての利用が可能だという。

大規模システム向けの Sophos SG 550および650は、2Uサイズのラックマウント型アプライアンスで、全国展開する大企業や通信キャリア、データセンター事業者、クラウド事業者などに最適な製品。スループットは、550で40Gbps(ファイアウォール機能を単独で使用した場合、ソフォス測定値)、最上位機種の650はその1.5倍となる60Gbpsを実現している。ネットワークインタフェースはモジュール式を採用しており、550はモジュールを最大3個(24ポート)、650は最大4個(32ポート)まで拡張が可能となっている。価格は9万2300~432万5200円。

無線LAN搭載モデルの価格は、現時点では未定としている。