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インターネットサービス企業Netcraftは「October 2014 Web Server Survey|Netcraft」において10月のWebサーバ調査結果を報告した。2014年10月はMicrosoft IISがシェアを減らしたことでApacheが1位に返り咲いた。数ヵ月前にApacheとMicrosoft IISのシェアが逆転してMicrosoft IISが1位をキープしていたが、早くも逆転した形になった。しかし両者のシェアは拮抗しており、今後も同様の傾向が続くのではないかと見られる。
今回のシェア逆転に大きく寄与した動きとして、Microsoft IISを利用した大規模なリンクファームが指摘されている。同リンクファームが使用していたドメインが期限切れを向かえて別の会社によって購入されたとしており、その新しいサイトがWebサーバとしてApacheを採用していたという。このため、Microsoft IISからApacheにシェアが流れる結果となり、今回の順位変動をもたらしたという。
急成長を続けていたNginxは、このところ全体のシェアの中では横ばいの傾向を見せている。ただし、アクティブなサイトやアクセス数が多いタイプのサイトでは採用率が伸びている。多くのアクセスを同時に捌く必要があるようなサイトでは、ApacheからNginxへの移行が進んでいる様子がうかがえる。