サンシステムは、リンクおよびソフトバンクテレコムと提携し、訪問歯科医が行う患者訪問前の情報確認や患者宅での診療記録、帰院後の事務処理(レセプト)の効率化と迅速化を実現する、タブレットを活用した国内初の歯科訪問診療支援ソリューションの提供を10月10日から開始すると発表した。
同ソリューションは、サンシステムが提供する診療報酬明細書作成のレセプトコンピューター「Sunny-LOSA」とサンシステムとリンクが共同開発した専用アプリケーション「Sunny-CARE」を連動させることで、診療先の患者宅からタブレットを利用して診察記録を作成・保存することが可能となり、歯科訪問診療での事務処理業務の大幅な効率化を実現する。
また、移動中でもタブレットからレセプトコンピューター上にある診察履歴を閲覧したり、ケアマネージャーや薬剤師などと共有する歯科診療情報提供書や各種報告書も簡単に作成できるため、診察の合間に取ったメモを帰院後に報告書としてまとめる作業の負荷が大幅に軽減され、歯科医はより多くの時間を診療に充てられる。
価格は、初期費用が24万8000円から、月額使用料が1万5758円から(タブレット1台貸与含む)となっている。
今後は、診療やケアの状況が歯科医以外の各医療者間でリアルタイムに情報共有ができるように、本ソリューションと専用SNSサービスとを連携させるなど、より効率的な医療介護連携の実現を目指す。