アドビ システムズは9日、同社の公式ブログ「Focus In Blog」において、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が10月1日に公開した4K放送素材搬入技術基準書にて、XAVCファイル作成方法として「Adobe Premiere Pro CC」が指定されたと発表した。

NexTV-Fの4K放送素材搬入技術基準書にてXAVCファイル作成方法として指定された「Adobe Premiere Pro CC」

2014年6月よりスタートした日本初の4K専門チャンネル「Channel 4K」の放送主体で、4K放送、8K放送、スマートテレビなどの次世代放送サービスを推進する非営利団体「次世代放送推進フォーラム」は10月1日、4K放送番組のさらなる拡充のために4K番組募集の発表を行った。この中の放送素材としての基準として、XAVCフォーマットでの番組搬入が指定されている。また、放送サーバーとして採用されているPWS-4400との互換性の確認がとれているものとしてXAVCファイルの作成方法も指定され、PWS-4400で作成されたものとともに、編集ツールとしては唯一「Premiere Pro CC」が記載されたとのこと。

なお、アドビ システムズでは4K制作対応に5年以上前から取り組んでおり、今回指定されたXAVCファイルについても、2013年段階のCreative Cloudで既に対応を実現。さらに2014年10月にリリースされた最新アップデートでは、XAVCファイルの固定バイトGOP出力にも対応した。