米IBMは10月8日(米国時間)、ニューヨーク市のシリコン・アレーにIBM Watson Groupのグローバル本部を開設し、世界に5つのWatsonクライアント・エクスペリエンス・センターを開設すると発表した。
Watsonは、自然言語での対話、大量のビッグデータを処理し、パターンと洞察を明らかにし、各々のやりとりから学習する能力に基づくプラットフォーム。
世界中で2,000人以上の社員がWatsonに従事しているが、そのうちの600人超の本拠地となる。これらスタッフのほかにも、IBMは各分野の開発者や起業家にその門戸を開き、ニューヨーク市の新興企業コミュニティーの間で高い関心を生み出すことを目的とした、業界ワークショップ、セミナー、ネットワーク作りの場を提供する予定。
Watsonクライアント・エクスペリエンス・センターは、IBM Researchのチームやデザイン・チームと同じ場所に配置され、Watsonのコグニティブ・プラットフォームの完全な採用に必要なサポートとスキルの提供を行う。同センターは、ダブリン、ロンドン、メルボルン、サンパウロ、シンガポールに設置される。