ゼンリンとタグキャストは10月8日、10月10日~12日の3日間にわたり埼玉県・飯能市で開催される食べ歩きグルメイベント「はんのう路地グルメ2014(路地グルメ)」において、ジオフェンシング機能とビーコンによる屋内位置情報サービス「TAGCAST」の連携による、スマートフォンを活用したO2Oサービスの実証実験を実施すると発表した。
ジオフェンシング機能とは、ゼンリンと関連会社のゼンリンデータコムが提供する位置情報技術で、特定エリアに仮想的なフェンスを作ることで、当該エリアへのGPS端末出入りを判定するもの。「TAGCAST」は、小型のBluetooth発信機(ビーコン)と位置情報を緯度経度・階数・住所を紐づけてクラウドで統合管理する技術となる。
同実証実験では、iPhoneに専用アプリをインストールした路地グルメ参加者がアプリを使って店舗巡りをすることで、路地グルメのイベント活性化とO2Oサービスの有効性を検証。開催エリアにおいて、「広いエリア」を設定してGPSで識別できるジオフェンシング機能と、店舗内など「狭いエリア」を高い精度で識別できる「TAGCAST」を組み合わせることで、特定エリアに入ってきた参加者へのイベント通知から来店の誘導、店舗に来店した参加者への特典配付まで一連の流れを可能にする。
同実験の実施日は、路地グルメ開催期間の10月10日~12日で、参加店舗数は約40店舗(10月7日時点)。実験対象者は、App Storeにて実証実験アプリ「はんのう路地グルメ」をダウンロードした参加者となる。