キーサイト・テクノロジーは10月7日、パワー・センサでは業界最大クラスとなるダイナミック・レンジを備え、広範囲のパワー・レベルで正確かつ再現性のある測定ができ、生産性の向上とテスト・コストの削減が可能なワイド・ダイナミック・レンジ・パワー・センサ「U2040 Xシリーズ」を発表した。
同シリーズは、無線/レーダ・アプリケーション向けUSBモデルと衛星テスト向けLANモデルを用意。-70dBm~+26dBmまでの96dBダイナミック・レンジにより、微小信号のパワー測定を正確に行うことが可能だという。
また、高速/バッファ・モードで最大1万回/秒の測定速度を備えているため、10kHzまでのパルス繰り返し周波数(PRF)において測定の空白時間を作ることなく、連続パルスをすべて測定することが可能となっている。
さらに、LTE、100MHz帯域幅のLTE-Advanced、80/160MHzのWLAN 802.11acなど、一般的な無線信号フォーマットのほか、レーダおよび無線アプリケーション用のプリセットによりテストのセットアップ時間が短縮することが可能だという。
なお販売開始は11月1日を予定しており、価格は約40万円(税別)から、としている。