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FreeBSDプロジェクトは10月7日(協定世界時)、「FreeBSD 10.1-RC1 Now Available」において次期FreeBSDのアップグレードバージョンへ向けた最初の準備リリースとなる「FreeBSD 10.1-RC1」の公開を伝えた。amd64版、armv6版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版のインストールイメージが公開されている。FTPサーバ経由でダウンロードできるほか、仮想ディスクイメージもダウンロード可能。
この準備リリースでは、i386アーキテクチャ版でマルチディスクのZFSを使っているユーザに対して忠告が出ている。具体的には、i386アーキテクチャ版でZFSのマルチディスク構成(ミラー、RAIDZ-1、RAIDZ-2など)を使っている場合、起動時にカーネルがパニックする不具合が存在するとされており、options KSTACK_PAGES=4を指定したカーネルを使うなどして、問題を回避する方法が説明されている。
加えて、freebsd-update(8)を使ってシステムをアップデートした場合、カーネルがデフォルトのカーネルに上書きされて上記オプションを指定して構築したカーネルが上書きされてしまうため、freebsd-update(8)によるアップデートは実施しないようにという説明もある。これに該当する場合は注意が必要と言える。