コニカミノルタはこのたび、ユーザーのコンテンツを一元管理するシステムと、情報の入出力用デバイスを提供する「Managed Content Services(MCS)」のグローバル展開に注力すると発表した。
MCSとは、紙・電子データの文書や、メール・帳票類や図面などのビジネスコンテンツを一元的に管理し、活用・保管・廃棄を適切に行う仕組みを構築するサービス。
導入事例として、「保険業において、複数の営業拠点で作成する保険の申込書(捺印済み)を、MFPやスキャナでスキャンすることで本社の審査部門に即時に集約し、損害保険などで審査のスピードアップを実現したこと」や、「図書館や研究室で保管されている古書や研究書類などをスキャンし電子化することで、場所を選ばず複数名が読むことができるほか、半永久的な保管を可能としたこと」などがあるという。
同社は、企業のコンテンツ管理や運用などの課題改善に向け、コンサルテーションに基づく改善提案や、ソフトウェア・複合機・プロダクションプリント機の提供、紙文書の電子化サービスなどをワンストップでユーザーに提供。企業の規模や国別、業種・業態別などに特化したパッケージを用意するなどの施策により、2016年度には、MCSで100億円以上の売上を目指す。