日経リサーチは10月6日、人材の多様化や能力を引き出す環境作りなど「人を活かす」取り組みを進める企業をランキング形式で評価する「人を活かす会社」調査の2014年版の結果を発表した。

同調査は日本経済新聞社、日経HR、日経リサーチの共同企画調査で、昨年「働きやすい会社」アンケートをリニューアルしてスタートした。同アンケートを含めると今年で12回目になる。

今回の調査で総合首位になったのは昨年2位のSCSKだった。評価は4側面から構成されるが、「雇用・キャリア」が昨年13位から3位、「ダイバーシティ経営」が同15位から9位に上昇するなど、すべてトップ10に入った。

入れ替わりで2位に後退したのは富士フイルムホールディングスで、「職場環境・コミュニケーション」ではトップに立ったが、「雇用・キャリア」が昨年の1位から12位にダウンしたことなどが響いたという。3位は「育児・介護」「職場環境・コミュニケーション」で共に6位に入った日立製作所だった。

同調査の集計結果をベースとした人材活用施策評価サービス「働き+(プラス)」の2014年版ベーシックレポートとデータ集が、2014年11月上旬から販売される予定。