日本マイクロソフトは10月6日、Windows Server 2003のサポート提供を2015年7月15日(日本時間)に終了するのに伴い、シトリックス・システムズ・ジャパンと共同で、Windows Server 2003の「ターミナルサービス」および「Citrix Presentation Server」「Citrix XenApp」から最新のサーバ/クラウド環境への移行支援キャンペーンを開始すると発表した。
Windows Server 2003の「ターミナルサービス」(Windows Server 2012 R2では「リモートデスクトップサービス」) は、クライアントPC上で利用するアプリケーションをサーバ側にインストールして利用するために、端末に画面、キーボードやマウスなどの情報を転送する機能。
Citrix Presentation ServerおよびXenAppと併用することで、限られた帯域でも利用できるようになったことから、企業でセットでの利用が進んだという。
Windows Server 2003のサポート終了に伴い、Windows Server 2003 ターミナルサービスを新たに利用するために必要なターミナル サービス クライアント アクセス ライセンス (TS CAL)の新規アクティベーションの受付(インターネットおよび電話)も終了する。
「Windows Server 2003 Terminal Service 移行促進キャンペーン」では、Windows Server 2012リモートデスクトップサービスクライアンライセンス(RDS CAL)のオープンライセンス価格を10%割引する。2014年12月31日まで実施される。
「Citrix XenApp 移行促進キャンペーン」では、Windows Server 2003上でCitrix Presentation ServerおよびXenAppを利用しているユーザーが最新の環境へ移行するのを支援するため、XenApp SAリカバリライセンスを参考価格から10%割引する(販売価格はパートナーにより異なるため、各販売パートナーへ問い合わせが必要)。
日本マイクロソフトは、今年1月29日から2015年7月15日(日本時間)までを「サーバ移行支援強化期間」とし、パートナー各社と連携した Windows Server 2003 から最新のサーバ/クラウド環境へ移行を支援する各種施策を実施している。