忙しい時に限って、急な仕事を頼まれたり、プライベートで外せない用事ができたりするものだ。自転車操業のように必須の作業をこなすので精一杯となり、モチベーションは下がりっぱなしという状況は、誰でも一度は経験があることだろう。
だが、成功している人はそれを言い訳にせずに、モチベーションを保っている。Open Forumが「忙しい毎日にモチベーションを維持するには(原題:4 Ways to Stay Motivated Throughout Your Hectic Day)」という記事で、いくつかのツールを紹介している。
まずは目標設定をするために、アプリの力を借りよう。いつも持ち歩くスマホの仕事に役立つアプリは、効率化以外にも役立つ側面があり、モチベーション維持に繋がるものもある。
記事で紹介しているのは「Full」(http://thefullapp.com/)というアプリ。これは日単位だけではなく、週、月単位で目標を設定し、記録が残せるものだ。スワイプにより目標到達度がわかるだけではなく、途中で目標修正ができ、さらには履歴をみて自分の成績を把握できる。
履歴はカラフルなグラフを用いて視覚化されているので、モチベーションが高まりそうだ。記事では、1日の途中でFullをチェックしてやる気を高めてはどうかとアドバイスしている。FullはiOSに対応しており、App Storeより無料でダウンロードできる。
次はビジョンを描くこと。なりたい自分や目標を思い出させてくれるイメージを近くに用意しよう。絵や写真など目から入ってくる視覚的な情報は、大きなモチベーション要因になるという。
象徴するような画像を用意して、PCのデスクトップやスマホのホーム画面に利用するもよし、デスクの見えるところに実際の写真や言葉を貼っておくもよし、家のドアに貼って毎朝出勤時に見るとよいスタートが切れそうだ。
3つ目はタスクリストだ。アプリなどのデジタルを利用するのではなく、あえてアナログな方法で設定してはどうだろうと記事では指摘している。
紙と鉛筆でタスクや目標を書き出し、それを見ながら、重要度や緊急度を再確認できる。あいまいなものから、さらにフォーカスしたタスクリストを書き出せれば、作業効率がアップするだろう。
記事では、月に一度書き出した目標リストを毎朝見ることでモチベーションを高めているという例を紹介している。
上記3つは一般的な方法だが、記事ではニッチな方法も紹介している。毎朝のジョギングや慈善活動、ヨガなどの瞑想を利用してモチベーションを高める人もいるとのこと。何が自分にあっているのか、オリジナルな方法を探るというのもモチベーションを高めることになりそうだ。