セイコーエプソンは10月2日、腕に装着するだけで脈拍を計測し、運動強度やカロリー収支、睡眠やこころの状態を知ることができる活動量計として、PULSENSE「PS-500B」、および「PS-100」シリーズを発表した。11月6日より発売する。

同製品は、加速度計測だけでなく、独自技術の高精度脈拍センサを搭載し、血中のヘモグロビンが光を吸収する性質を利用して、手首の血管にLED光を照射し、血流の変化により脈拍数を計測する。例えば、同じ距離を歩くにしても、坂道と平坦な道とでは体にかかる負荷が異なるが、体の動き(加速度)だけでなく、脈拍を通じて体の負荷を計測しているため、より正確に運動強度と消費カロリーを算出することができる。そして、脈拍と活動量から睡眠に入ったことを自動で検知するので、就寝前に睡眠モードへ切り替えることなく、睡眠時間や眠りの深い、浅いを可視化できる。さらに、運動量が少ないとき(非活動時)に脈拍が高ければエキサイト、低ければリラックスとして記録するので、1日の自身の状態を把握することにつながる。この他、脈拍の連続計測を約36時間としたことで、エクササイズから睡眠まで、1日の生活をしっかり記録する常時計測を実現している。

また、PCやスマートフォンの専用アプリ「PULSENSE View」では、心拍ゾーンごとの活動時間やその日の歩数、移動距離、カロリー収支や睡眠、こころバランスを表示するので、一日の活動履歴を振り返ることができる。目標体重とダイエットペースを設定すれば、1日の脂肪燃焼ゾーンにおける活動目安時間や摂取・消費カロリー目安が提示される。そして、最も効率よく脂肪が燃焼するとされている脂肪燃焼ゾーンにおいて活動が行えているか、本体のLEDライトと振動で知らせてくれる。加えて、食事記録を入力すると摂取カロリーとして数値化されるので、脈拍計測ならではの正確な消費カロリーと合わせて1日のカロリー収支が表示されるため、無理のないウェイトコントロールをサポートする。この他、体重推移とカロリー収支から将来の体重推移予測をグラフ化したり、活動へのアドバイスメールを毎週受け取ることも可能となっている。

なお、「PS-500B」は液晶表示タイプとなっている。「PS-100」シリーズはバンドタイプで、カラーバリエーションとともに、手首の太さに合わせたSとLの2サイズ、合計4機種がラインアップされている。

「PS-500B」

「PS-100BL/BS」

「PS-100TL/TS」