アカマイ・テクノロジーズは10月1日、2014年第2四半期「インターネットの現状」レポートを発表した。

レポートは、2014年第2四半期においてブロードバンド普及率を調査したもの。データはAkamai Intelligent Platformが収集している。

調査によると、ブロードバンドの平均接続速度は、前期比で21%増加。平均接続速度は4.6Mbpsとなり、調査開始して初めて4Mbpsを超えた。速度上位の国は、韓国が24.6Mbps、香港が15.7Mbps、日本とスイスが14.9Mbpsとなった。また、平均ピーク接続速度も20%と大幅に増加し、25.4Mbpsとなった。

10Mbpsの以上の高速ブロードバンドの普及率は23%と大幅に向上した。普及率の上位は韓国が普及率78%と圧倒的で、スイスが56%と続いた。増加率が高かったのは、ルーマニアの200%、イスラエルの156%であった。なお、日本は0.3%減少の54%であった。

4Mbps以上のブロードバンドの普及率は、前四半期比で5.6%増加して59%となった。上位は韓国とブルガリアでは95%。伸び率は、アルジェリアが1263%となった。日本は0.3%の微増(86%)だった。

なお、レポートでは第2四半期において、固定回線およびモバイルの接続速度、4Kへの対応、IPv4の枯渇とIPv6の採用状況、代表的なウェブプロパティやデジタルメディアプロバイダーにおけるトラフィックパターンなどの統計データも公開されている。