Amazon.co.jp(Amazon)と日本郵便、ナスタは10月1日、配達効率の向上や、迅速で利便性の高い配送サービスの実現に向け、物流インフラ構築の向上を目指す取り組みを発表した。これにともない、ナスタは同日、戸建住宅用次世代ポスト「Qual」の提供を開始する。

3社による取り組みは、主に、「次世代ポストの提供」と「Amazonプライムを活用した施策」となる。

「次世代ポストの提供」では、住環境メーカーのナスタがAmazonの協力のもと、Amazonが出荷するメール便の全サイズが入る大型郵便物対応ポスト2製品を開発。戸建住宅用となる「Qual」は、大型郵便物の収納が可能なサイズ(奥行き45センチ×幅16センチ×高さ45センチ)に対応する。

同製品の価格は、4万9500円(税別)で、同日よりAmazonのDIY・工具ストアなどで販売開始されるほか、既に、大和ハウス工業の戸建分譲住宅(東京都・世田谷)での導入が決定しているという。

なお、集合住宅用ポスト「D-ALL」は、11月1日から発売予定で、デベロッパーを通じて住宅に設置される予定だ。

戸建住宅用ポスト「Qual」と集合住宅用ポスト「D-ALL」イメージ

また、もう一方の施策として、年会費3900円(税込)・追加料金なしで、お急ぎ便やお届け日時指定便など迅速で便利な配送サービスを無制限に使える会員制プログラム「Amazonプライム」の活用を促進する。同サービスと次世代ポストをあわせて利用することにより、不在時の荷物受け取りを可能とする。

3社は今後、同取り組みを皮切りに、物流インフラ構築の向上実現に向けたさまざまな取り組みを行っていく。