財務/会計システムにも押し寄せているクラウドの波、今後ますます需要が増えることは容易に想像できる。本稿では、そんな大きく変わり始めているバックオフィス業務を支えるサービスのうち、国産初のERPパッケージとして1993年の販売から中堅企業を中心に5,000社/220企業グループを超える導入実績を持つ超寿命ERPパッケージ「ProActive」を紹介する。

ERPパッケージ「ProActive」

「ProActive」は、企業の基幹業務を支援するERPパッケージだ。システムは、オンプレミスで提供される「ProActive E2」と、クラウドサービスとして提供される「ProActive for SaaS」が用意されている。

「ProActive E2」は、財務会計・管理会計の「会計」を中心に、「人事・給与」「資産管理」「販売・購買・生産」の各分野をサポートする各製品で構成されている。

「ProActive E2」 システム構成イメージ

必要なシステムごとに段階的な導入が可能なため、企業の成長とともに必要なシステムを追加していけるようになっている。また、グループを横断する管理会計を実現するなどの、グループ企業で一括導入も可能だ。

Webシステムで分散入力を実現

オンプレミスの「ProActive E2」は、Webシステムだ。そのため、伝票は拠点や営業所単位で入力でき、現場での分散入力環境を実現。リアルタイムにデータ更新されるので、決算早期化、迅速な意思決定をサポートする。

Webシステムなので、伝票入力は拠点や営業所で可能

ERPパッケージの会計システムらしく、入力データにセグメント項目を付加することで、経営状況の可視化、予実対比のリアルタイムでの把握など、企業グループの最新の経営状態を把握できる。IFRSの対応などの会計基準や法改正にも柔軟に対応している。

クラウド版の「ProActive for SaaS」

「ProActive」には、クラウド版の「ProActive for SaaS」も用意されている。「ProActive for SaaS」は、SCSKの提供するセキュアなクラウドプラットフォームUSiZEを使ったクラウドサービスで、企業のニーズによって2つのモデルを選択できる。

1つは「ProActive Light」を使用した“Standardモデル”で、もう1つは「ProActive E2」を使用した“Premiumモデル”だ。

「ProActive for SaaS」の2つのモデルと、オンプレミス版「ProActive E2」のソリューションイメージ図

Premiumモデル「ProActive E2」は、オンプレミスの「ProActive E2」と同じ機能をクラウドで提供する上位モデルだ。Standardモデル「ProActive Light」は業務に必要な12の業務システムから構成され、機能を厳選することで、より安価に「ProActive」を利用できるようにしたものだ。

「ProActive Light」 システム構成イメージ