京セラと京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は9月29日、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)の拠点の1つである、まちの健康研究所「あ・し・た」において、ICT/機器開発チームの一員としてグループ各社の知見、技術を生かし開発した「予防医療介護を支援するICTソリューション」の展示を9月27日より開始したと発表した。
まちの健康研究所「あ・し・た」は、健康な毎日を支える"あるく"、"しゃべる"、"たべる"を軸に、ヘルスケアイノベーションプロジェクトによって誕生した参加型の健康づくり拠点である。一方、京セラグループは、"ICTや機器を活用し、高齢者の生活の質を高め、超高齢社会に対応した「健康安心未来都市」を創る"をコンセプトに、健康なまちづくりを支える3つのテーマ"健康増進・虚弱予防"、"在宅ケア"、"(超高齢社会を支える)社会インフラ"を、ICTで解決する予防医療介護ソリューションの開発に取り組んできた。
そして今回、まちの健康研究所「あ・し・た」に協賛し、その第1弾として、KCCSのIP告知システムを活用した健康管理システムを出展した。テレビ電話、健康機器連携による健康管理プログラム、地域情報配信など、さまざまな機能を搭載した受話器付きタッチパネル端末を展示している。これにより、在宅ケア利用者や高齢者の健康管理とともに、家族、社会、看護介護事業者との繋がりづくり・社会参加を提案していく。
さらに今後、予防医療に貢献する端末機器などの展示も予定しており、テレビ電話や携帯端末など身近な機器でのデモ体験を通して、在宅ケア利用者や高齢者が気軽に健康管理や社会参加ができる機会を提案するとしている。