キヤノンITソリューションズは9月26日、画像処理アプリケーションの開発を支援するツール「RobustFinder Source-Code Generator 1.0」の販売を開始した。対応OSはWindows 7(32ビット/64ビット)で、価格はオープン。

「RobustFinder Source-Code Generator」操作画面

RobustFineder Source-Code Generatorは、工場の生産設備や検査設備など、さまざまな産業用装置に組み込まれる位置決め制御や表面検査、異物検査、個数検査などを目的とする画像処理アプリケーションの作成を支援するツール。

具体的には、同社の産業用画像処理ライブラリ「RobustFinder 10」および、Matrox社の画像処理ライブラリ「MatroxImagingLibrary 10」から、「位置決め」や「解析」などの画像処理モジュールをマウス操作で選択することで、アルゴリズムを構築、ソースコードを自動生成する。同ツールを使えば、産業用のさまざまな装置で使用する画像処理アプリケーションを短期間で作成できるというわけだ。

「RobustFinder Source-Code Generator」を用いた画像処理システム開発手順

近年、画像処理アプリケーションは、処理内容や開発環境の多様化や複雑化に伴い、開発工数の短縮・効率化が課題となっている。そこで同社は今回、1998年から開発販売を手掛けるRobustFinderの機能や性能を生かせる画像処理アプリケーション開発支援ツールを開発した初年度の目標販売数は100本を見込む。