NTTドコモは9月25日、大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」で、大阪大学 石黒浩教授による「人とロボットが共生する未来社会」、京都大学iPS細胞研究所所長 山中 伸弥教授監修による「よくわかる!iPS細胞」の2講座を開講すると発表した。
「gacco」は、ドコモが、NTTナレッジ・スクウェアと共同で運営する、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(以下JMOOC)公認提供サイト。
「MOOC:Massive Open Online Courses」は、Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービスで、2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界で1000万人以上が受講している。
「人とロボットが共生する未来社会」では、最先端のロボット開発だけではなく、第一線のロボット学研究者ならではの観点で、人とロボットの関わりなどについて学習でき、反転授業も行なう。開講は、12月11日を予定している。
「よくわかる! iPS細胞」では、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中 伸弥教授監修のもと、「iPS細胞」に関する基礎知識から医療分野への応用にむけた課題まで、iPS細胞の可能性や課題を幅広く学習できる。
9月には、世界で初めてiPS細胞から作った細胞の移植手術が行われ、さらにiPS細胞を使い難病の治療薬の候補物質を特定したという論文が発表されており、同講座では、こうした最新の研究成果についても解説する。開講時期は、2015年1月を予定している。