太陽誘電は9月24日、積層セラミックコンデンサで0201サイズ(0.25mm×0.125mm×0.125mm)を商品化し、量産体制を構築したと発表した。
同製品は、スマートフォンやウェアラブル端末など小型・薄型化が求められる機器の高周波回路でのインピーダンスマッチング用途や、IC電源ライン向けデカップリング用途に使用される。同社では、材料技術や積層技術などを高度化することで、コンデンサの小型化、大容量化を進めてきた。そして今回、積層セラミックコンデンサの材料技術、シート薄膜技術、印刷技術、積層技術などを進化させ、世界トップクラスの小型形状である0201サイズ積層セラミックコンデンサの量産を実現したという。
なお、サンプル価格は10円。9月より玉村工場(群馬県佐波群郡玉村町)にて、月産3000万個の量産体制を構築している。