マカフィーは9月22日、米アマゾンが提供するクラウドサービスを利用する米国政府向けに、ホストベースのセキュリティソリューション(HBSS)を提供すると発表した。
HBSSは、マカフィーの民生利用(COTS)のソフトウェア スイートと同等の機能を持つセキュリティアーキテクチャで。米国防総省のネットワークやシステムに対する脅威の検出、監視、軽減を支援しており、すでに500万以上のシステムに実装された実績を持つ。
今回、新しいSaaS(Software-as-a-Service)型のソリューションを搭載。既存のセキュリティ アーキテクチャの拡張、作戦任務用アプリケーションのクラウドへの移行、データのセキュリティの向上、米国防総省の情報保証指令への適合を実現できるようになった。
マカフィーからITコンサルティング企業のInfoRelianceを通じて提供を行う。InfoRelianceは、マカフィーの既存のツールおよび製品をAWSのクラウド環境へと移行するためのサポートを提供している。
マカフィーの連邦政府担当バイスプレジデントであるケン・カーツェン氏は、「HBSSのクラウド向けソリューションは米国防総省のシステムのセキュリティにとって非常に重要であり、私たちはこのソリューションで他社をリードしたいと考えていた」とコメントしている。
なお、HBSSのソリューションは米国のみの販売となっており、日本での販売は未定としている。