KDDIは9月24日、プロジェクトニッポンとKDDI ウェブコミュニケーションズと共同で、中小企業のIT活用を促進しビジネスを支援する「はじめてWEBプロジェクト」を10月14日より開始すると発表した。加えて、日本政策金融公庫がパートナー企業として参画する。

はじめてWEBプロジェクトの提供イメージ

具体的には、KDDI ウェブコミュニケーションズが提供するHTMLなどの専門知識がなくてもWebページを制作できるサービス「Jimdo Pro(ジンドゥー・プロ)」を1年間無料で提供する。

また、Webページの制作・運用のノウハウ、経営に役立つ情報を無料提供する支援サイト「はじめてWEB」を運営するほか、Webページの導入から集客ノウハウに至るまでのWebページ活用のセミナーを全国で開催する。

経済産業省中小企業庁の「2014年版中小企業白書」によると、現在国内の中小企業の数は1986年の約533万社から減少を続け、約385万社となっている。

中小企業の約80%が販売力強化や新規顧客の増加を重要な経営課題と認識している一方で、自社のWebページを開設している小規模事業者は約46%に留まっている。

これらの中小企業が抱える課題の解決に寄与するため、プロジェクトを通じ、中小企業のWebページ導入から効果的な利活用までを一貫して支援するとしている。