シトリックス・システムズ・ジャパン(以下、シトリックス)は9月24日、アプリケーション/サービスデリバリーコントローラーの最新版「Citrix NetScaler 24000シリーズ」を発表した。パフォーマンスを重視するサービスプロバイダーやコンテンツ事業者向けのハイエンドモデルとして提供する。
Citrix NetScalerは、負荷分散やWebアプリケーションの高速化、セキュリティ機能を1台に統合したアプライアンス製品。最新版の24000シリーズは、L7レベルのスループットを標準で150Gbpsまでサポートする「NetScaler MPX 24150」「NetScaler SDX 24150」と、100Gbpsまでサポートする「NetScaler MPX 24100」「NetScaler SDX 24100」の4製品をラインアップしている。
NetScaler 24000シリーズは、L7レベルのパフォーマンスを重視していることに加えて、パフォーマンスを柔軟に拡張ができる点が特徴。例えば最初、100GbpsのスループットまでサポートするNetScaler MPX 24100を導入した場合、機器の買換えや配線、ハードウェアの変更することなくライセンスを入れ替えるだけで150GbpsまでサポートするNetScaler MPX 24150へアップグレードできる。さらにハードウェアの上限に達した場合でも、最大32台までクラスタリングが可能。スループットを最大3Tbpsまでサポートする。
なお同シリーズはシトリックスの認定パートナーを通じて販売を開始しており、参考価格はNetScaler MPX 24100が2524万5000円から、NetScaler MPX 24150が4083万7500円から(いずれもスタンダードエディション、税別)。NetScaler SDX 24100が3935万2500円から、NetScaler SDX 24150が5940万円から(税別)。