シュナイダーエレクトリックは10月21日、データセンターやサーバルームでラックに搭載し、サーバなどに電力を供給する電源タップ「ラックマウントPDU(Power Distribution Unit)シリーズ」に、コンセントごとの電流値/電力値の計測が可能な200V対応の製品の2機種と、高機能化の要望が高かった100V対応製品9機種の合計11機種を発表した。11月4日から販売を開始する。

同社のラックマウントPDU製品は、電流値・電圧・電力・電力量などの監視や計測が可能で、それらの数値を表示するLCDディスプレイを備えている。さらにデータセンターの管理者がネットワーク経由でコンセントごとの電源オン/オフ管理などの機能を備えている。

ラックマウントPDUの新製品と主要ラインナップ

ラックマウントPDU

各機能については、「Metered(メータード)」がリモートでPDU毎の電源計測に対応、「Metered(メータード) Plus(プラス)」がリモートでコンセントごとの電源計測に対応、「Switched(スイッチド)」がリモートでのPDUごとの電源計測と接続機器の電源のオンオフに対応」、「Switched(スイッチド) Plus(プラス)」がリモートでのコンセントごとの電源計測と接続機器の電源のオンオフに対応となっている。

この分類の中で「Metered Plus」に2種を新たに追加する。これらはハイエンドな「Switched Plus」が提供するリモートでの電源オンオフ機能を、使用環境のセキュリティ上の問題や誤操作防止の観点により希望しないユーザー向けに開発された製品。

また、国内にはまだ100V対応のIT機器が多く使われている現状を鑑み、100V対応製品の9機種を新規導入して製品ラインナップを拡充する。

このうち、2機種には、ユーザーから要望の高かったコンセント抜け防止「ツイストロック」機能を搭載し、100V使用の環境においても電力監視などの「エネルギーの見える化」の実現をサポートする。