帝人は9月18日、2次元通信シート「セルフォーム」を活用した新たな試みとして、スマートフォンやタブレットなどの携帯情報端末と連動したO2O型マーケティングのツールを展開していくことを発表した。
セルフォームは、東京大学発のベンチャー企業であるセルクロスの2次元通信技術「@CELL」と、帝人のシート製造技術を組み合わせて開発した2次元通信シート。通信シートに信号を閉じ込め、シート内やシート表面を伝わる信号で通信を行う仕組みで、シート表面に限定して高速無線通信の機能を活用することができる。
赤外線通信、Bluetoothなどによる無線ネットワークやQRコードなどを利用した従来の店頭プロモーションでは、大容量コンテンツの配信には制限が多かったが、セルフォームは大容量コンテンツも簡単に配信可能で、O2O型マーケティングに活用できるという。
同社は9月24日~10月28日に、大丸梅田店(大阪市北区)でセルフォームを使った日本茶に関するプロモーションイベントを実施する。このイベントでは、日本茶に関する販促プロモーションスペースにセルフォームを設置し、客がスマートフォンやタブレットでタッチするとクーポンを入手することができる。
プロモーションスペースのイメージ |