横河メータ&インスツルメンツは9月17日、光ファイバの敷設工事や保守サービスの現場で広く用いられる高性能光ファイバ試験器「AQ7280 OTDR」シリーズを発表した。
同製品は、光ファイバの長さや損失の測定、光ファイバの障害箇所の特定に使用するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)で、都市間通信の基幹系からアクセス系までの敷設工事や保守作業に幅広く対応できる同社のハイエンド機種「AQ7275 OTDR」シリーズの後継機である。今回、長距離測定ニーズに対応する50dBのダイナミックレンジを有するモデルや、最大4種類の異なる波長を1台で測定できるモデルなど、9機種がラインアップされている。また、操作部を含む本体に測定ユニットを装着する構造が採用されており、拡張性が高められている。測定ユニットを交換することで、光通信技術の進化に伴う新たな測定ニーズにも柔軟に対応できるとしている。
さらに、マルチタッチが可能な8.4型静電容量式タッチパネルを搭載したことで、スマートフォンなどの情報端末のような感覚で直感的に操作を行えるようになり、作業効率の向上と測定品質の確保に貢献するとしている。