機械商社のアルテックは9月18日、ストラタシスがリリースしたプロフェッショナル向け3Dプリンタ「OBJET500 CONNEX1」「OBJET500 CONNEX2」の取り扱いを開始したと発表した。併せて、Fortusシリーズの3Dプリンタ向けの新樹脂「ASA」を商品ラインナップへ追加した。
OBJET500 CONNEX1は、液体樹脂を硬化させながら薄く積み重ねていくPolyjet方式の3Dプリンタ。3種類の材料を同時に使える「トリプル・ジェッティング・テクノロジー」を採用し、より複雑な造形が可能となった。
また、マテリアルキャビネットが外付けとなっており、3種類の樹脂をセット出来るため、樹脂交換の頻度が更に少なくなった。
OBJET500 CONNEX2は、CONNEX1の上位モデル。CONNEX1のすべての機能に加え、2種類の材料を混ぜ合わせて新たな新たな「デジタルマテリアル」を作れる。これにより、デジタルABS素材にラバーコーティングを施すといったユニークな使い方が実現できる。
ASAは、素材を熱で溶かしながら積層する「FDM方式」の新素材。耐熱性と耐候性に優れる。これまで紫外線による劣化が懸念されていた屋外での使用にも耐えられる。造形物の表面は、光沢を抑えたマットな質感に仕上がる。対応機器は「Fortus360mc」「Fortus400mc」「Fortus900mc」。
なお、アルテックはインテックス大阪で2014年9月24日~9月26日に開催される展示会「関西 設計・製造ソリューション展(DMS関西)」に出展する(インテックス大阪 5号館 ブース番号:24-63)。
ブースには、ストラタシス製のOBJET500 Connex1、Connex2の更に上位機種である「Connex3」、Fortus400mcを展示する。FDM方式とPolyjet方式のそれぞれのハイエンド機種を関西地区で同時展示するのはアルテック初の試みだという。