LINEは、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」 で販売されている「動物スタンプ」について、動物別の制作数調査を実施いたした結果を公開した。
「LINE Creators Market」では、サービス開始以来、「動物」に関するスタンプの制作や購入が活発に行われていたという。実際、マイナビニュースでもクリエイターインタビューを掲載した「関西弁にゃんこスタンプ」や「ねこですよ。」など、人気ランキング上位にも多くの動物スタンプが登場している。このような「動物スタンプ」の人気を受けて、その制作数調査が実施された。
調査対象は、9月10日時点でLINE Creators Marketで販売されているスタンプ1万1,158セット。主要な動物の名前を「ひらがな」、「漢字」、「カタカナ」、「ローマ字表記」、「アルファベット表記」で検索し、その後広報事務局が目視のうえ分類・集計を実施した。調査した動物は、犬、猫、うさぎ、熊、ぞう、豚、鳥、猿、馬、亀、パンダ、キリン、ライオン、ペンギン、ねずみ、ハムスターとなっている。
クリエイターズスタンプの4割が「動物スタンプ」!
まず、今回調査された16種の動物をモチーフにしたスタンプの総数は4,407セットとなった。調査時のクリエイターズスタンプの総数1万1,518セットと比較すると、約4割が動物スタンプを占めていることになる。
また、動物の種類別の制作数は、猫(1,514セット/34.4%)、うさぎ(653セット/14.8%)、犬(555セット/12.3%)、熊(477セット/10.8%)、鳥(295セット/6.7%)と続いた。ペットとしても人気の高い動物が上位を占めた。さらに、上位ベスト5の「動物スタンプ」の総数(3,494セット)が、「動物スタンプ」のカテゴリの総数(4,407セット)と比較すると、約8割に達することも明らかになった。
犬VS猫、ペット愛好家の永遠の議題の結果は?
そして、たびたびペット愛好家の間で話題となる「犬」と「猫」の比較に関する項目も。クリエイターズスタンプの総数については、猫スタンプが犬の約3倍の数作られていることが判明した。(猫:1,514セット/犬:555セット)。クリエイターと猫との相性のよさを裏付けているのかもしれない。
ちなみに、猫でもうさぎでも犬でもない、正体が不明な「謎の動物」としか呼べないようなカテゴリのスタンプも複数販売されていることが調査の中でわかったという。その数は18セットで、15位のゾウ・キリンに僅差で迫っているそう。「謎の動物」の定義自体はあきらかになっていないが、例としては「クマ?タヌキ?いいえ、クヌーです!」、「白いアイツ」、「ねこカブト」が挙げられている。
なお、LINE スタンプ企画チーム マネージャーの渡辺尚誠氏は、「海外では人間のキャラクターをモチーフにしたスタンプが上位を占めており、動物をモチーフにしたスタンプが多いのは、日本独特の傾向です」と海外との動向の差を示した上で「海外と比較して、日本人は人間以外のものにも自身の感情を移入させる特徴が強いと言えます。また、スタンプを使用することで、テキストでは伝えつらい内容も相手に伝えやすくなるということがもともとありますが、加えて、かわいらしかったり、愉快な雰囲気を持つ動物は、スタンプのモチーフとしてとても相性が良く、その結果動物のスタンプが増えているのだと考えられます」と分析した。