The World Wide Web Consortium

W3C HTMLワーキンググループは9月16日(米国時間)、「Call for Review: HTML5 Proposed Recommendation Published」において、HTML5の勧告案公開を伝えた。関係者に対してレビューが呼びかけられており、コメントなどは10月14日まで受け付けるとしている。

HTML5で策定が進められている機能の多くがすでに主要ブラウザで実装されており、WebサイトやWebアプリケーション、モバイルアプリなどで活用されている。HTML5の仕様が確定すれば、より細かなレベルで主要ブラウザや主要なレンダリングエンジンなどにおける相互互換性が向上するものと期待される。

Webブラウザを構成している各種技術はすでにWebブラウザという枠を超えて、さまざまなソフトウェアで活用されるようになっている。HTML5は特にユーザインタフェース部分に関する技術を抱えており、ユーザインタラクションを伴うソフトウェアで活用されている。オペレーティングシステムのインタフェースにこうした技術を活用する取り組みも進んでいる。